【MFT分析】マルチタイムフレーム分析を画像付きでわかりやすく解説

こんな方向けの記事です

「MFT分析ってどうしたらいいの」
「エントリー後に逆行してしまう」
「うまくトレンドに乗れない」

MFT分析はよく「マトリョーシカ」で例えられることが多いですね。でもMFT分析について調べてみても、ただ概念しか記載されないことが多く、実戦での使い方は解説されていません。

ナヤミくん

大きい流れに沿って小さい流れに乗るって意味はわかるけど、、、
どうやってトレードに生かせばいいのかわからない、、、

今回の記事は、そのような方のために「実際にチャート上でどのようにMFT分析を活用したらいいのか」について画像付きで解説していきたいと思います。

エントリー後に逆行するには意味があるんです。

目次

MFT分析とは

MFT分析(マルチタイムフレーム分析)とは、ある1つの通貨に対し複数の時間足から相場環境を判断する分析方法となります。

環境認識」とも呼ばれます。

一般的には、「月足→週足→日足→4時間足→1時間足、、、」と大きい足から順番に分析していきます。

ただ、全てをしっかり分析する必要もなく月足や週足といった大きい時間軸では、ある程度「上に向かってるな~」くらいの理解で十分です。

このサイトのホームにあるFXカテゴリの「step5 手法解説編」の「昔使ってた手法」に具体的なやり方も紹介していますので良ければご覧ください。

step5 手法解説編
昔使ってた手法

それでは具体的な分析の仕方を解説していきます。

MFT分析のやり方

今回は5分足をトレード足とし、デイトレをすると仮定した分析を行います。

少し解説は簡略にしますが、大まかな流れだけでも掴んでいただければと思います。

月足から順にチャートを見ていき、5分足まで環境認識を行います。

分かりやすいように水平線を引いていきます。

月足=赤
週足=黄色
日足=オレンジ
4時間足=ピンク
1時間足=水色

※解説のチャートは2023年10月19日19時7分のXAU/USDを使用しております。

月足

月足の高値と3点目高値を作った安値、直近の押し目となった個所にラインを引いていきます。

現状は再度高値を挑戦しにいく動きとなるので、月足は上昇トレンド。

月足はざっくりでいいです。週に1回くらい月足見る程度で問題ないです。

週足

週足は上昇しつつも黄色ボックス(下落の起点となった高値)に頭を押さえられている状況。

ただ、3点目高値を付けた起点の安値を割れていないのでダウ的には上昇トレンド。

日足

日足で見ると安値と付けた起点(オレンジライン)をローソク足実体で抜けているので、ダウ的には上昇に転換。

4時間足

4時間足ではローソクの動きが抑えられているので現状はどっちに価格が飛ぶのかわからない状況。

ダウ理論的には上昇トレンド。

ここで売る人はかなり多そうですね。

1時間足

なんとなく三角持ち合いの雰囲気を確認できますね。一応わかりやすいようにトレンドラインを引いておきます。

ダウ理論的には上昇トレンド。

15分足

三角持ち合いを明確に確認できましたね。現在は三角持ち合いを上に抜けた状況。

5分足(トレード足)

月足から15分足まですべて上昇トレンドという状況で5分足に落とし込んで戦略を立てます。

5分足で具体的に戦略を立てていくわけですが、まず三角持ち合いの値幅(青ライン)を三角持ち合いを抜けた場所に当てます。そうすると目標の場所が明確になります。(フィボナッチでも可)

その後現在の価格から落ちてきたところを拾うわけですが、青○のロールリバーサルを狙うロングポジションを打てますね。(損切はすぐ下の安値)リスクリワードが高いポジションとなります。ロールリバーサルしなかったらロングしなきゃいいですし。

黄色ボックスゾーンまでのポジションでもいいわけですし、利確も損切も明確となります。

エントリーする際は必ずプライスアクションは見るようにしてください。むやみに変な時間にエントリーするとポジションがカリカリに焼けてしまうので、しっかり上位足確定のタイミングを計りつつエントリーするようにしましょう。

追記:この記事を書いた翌日のチャートも一応貼っておきますね。

青○でロングしてればひたすら儲かる形でした~!

エントリー後に逆行する理由

MFT分析を怠ると、エントリー後に逆行していくこととなります。

ドル円15分足なんですが、安値を抜けてロールリバーサルが確認できますね。

このような場所で売り注文する人が多いと思うんですが、

この場所を4時間足で見てみると

絶好の押し目ですよね。

しかも15分足はダブルボトムで上昇しています。

なので狙いがそもそも逆なんです。

4時間足で押し目を待ち、下位足でチャートパターンなどを待つ。

このようにトレードする時間足だけを見ているとこのような結果となってしまいます。(木を見て森を見ずというやつです。)

逆に上位足の波に下位足で上手く乗れると、トレンドに上手く乗ることができます。

まとめ

MFT分析とは、ある1つの通貨に対し複数の時間足から相場環境を判断する分析方法です。

今回は月足から順番に環境認識を行いましたが、大事なことは「今どこに自分がいて、どこに向かっているのか」を明確にすることです。木も森も見ましょうということですね。

4時間足で大きく下落しているのに5分足で上昇しているからとロングをすると焼けますし、逆に大きい波に逆らわず小さい波にうまく乗るとトレンドも上手く取れますし、エントリー後に逆行なんてことも減ることでしょう。

他のブログや本などでは、5分足でトレードしたいなら1時間足を見ましょう。なんて書いてあったりしますが、トレードする前は必ず日足から15分足までは確認するようにしましょう。

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注意事項

このブログは管理人の相場に対する見解を解説しているものです。
決して投資勧誘を促すものではありません。
投資を行う際は、それに関わるリスクを十分に考慮の上、投資の運用は自己判断・自己責任の上行ってください。

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