こんな方向けの記事です
「どのインジケーターが1番いいの??」
「インジケーターって全然効かないよ?」
「結局インジケーターは何をするものなの?」
FXについて勉強していくと、「チャートにはどんどんインジケーターが増えていき結局どのインジケーターがいいのかわからない。そしてトレードも勝てない。」とインジケーターについては多くのトレーダーが悩む問題ですよね。
「ボリバン効いてそうだからチャートに追加!!」「MACDとRSIを使って移動平均線がこうなってこう!」と、どんどんチャートがインジケーターだらけになり最終的には、、、
「結局どのインジケーターがいいんだ?」
このようになってしまいます。
本来インジケーターは「自分の手法を補完して可視化させるためにあるもの」なんですがインジケーターに依存しているトレーダーが多いのも実情。
なので今回は、「正しいインジケーターの使い方」「手法を補完するためのインジケーターの考え方」「おすすめのインジケーター」の3つを解説していきます!
この記事を読むとインジケーターに依存することなく、相場の本質を理解してトレードできるようになります!
正しいインジケーターの使い方
インジケーターとは、チャート上やチャート下部に表示させるサポートツールなんですが多くはローソク足などの数値から計算されています。
ということは、インジケーターよりローソク足(プライスアクション)が先行するということになります。
なので結論はローソク足やプライスアクションでトレードすることがいいのですが、それだと今回のお話はここで終わってしまいますのでインジケーターの正しい使い方ということで画像を含め解説していきます。
例1)押し目買い手法
上昇トレンド中の落ちてきたところ(押し目)をプライスアクションで拾うという手法を仮定に解説していきます。
こちらはXAU/USD(ゴールド)の1時間足です
なんとなく上昇トレンドということはわかりますが、その程度の認識になってしまいますね。
ここに移動平均線を表示させてみます。(200EMA)
これで移動平均線の上に価格があり、明確に上昇トレンドが出ていることがわかりますね。
次に押し目買いに適したインジケーターを表示させてみます。
これは僕も使っているTMAバンド(三角移動平均選)というものです。詳しい計算式は省略します。
これで押し目が一瞬で判別できますね。なのでサインが出たら、そのポイントのプライスアクションを見てエントリーをするだけですね。
例2)レンジ逆張り手法
上昇トレンド中にできてるレンジ内を逆張りで取るという手法を仮定に解説していきます。
こちらもXAU/USD(ゴールド)の1時間足です
200EMAを一応表示させておきます。(トレンド認識のため)
レンジ内の逆張りなので、レンジにわかりやすくラインを引きます。
3点取れた段階でレンジボックスは引けるのでここのレンジを取ると仮定しましょう。
ここに逆張りに適したインジケーターを表示させます。
ストキャスというものになりますが、詳しい計算式等は割愛します。
これでどこで拾うのがいいのかが一瞬で判断できます。
以上で例の解説は終わりになりますが、
あくまでトレンド方向に沿った使い方をしているのがわかりますでしょうか?
上昇トレンド中にはロングのアプローチです。下落は逆。
これをインジケーターを使って上昇トレンド中にショートを仕掛けたり、下落トレンド中にロングを仕掛けたりするから負けてしまうのです。
上昇トレンドや下落トレンドの天底を当てたいのならインジケーターではなく、ローソク足分析の方が適しています。
手法を補完するためのインジケーターの考え方
先ほど例を交えて2つ解説しましたが、さらに詳細に手法を補完するためにはどうしたらいいのかを深掘りしていきます。
大前提として「インジケーターが相場を動かすわけではない」ということを理解しなければなりません。
ローソク足が出来上がったから、その数値に応じてインジケーターが動いていくということ。
なので「自分がどこを取りたいのか」をまずは明確にしなければなりません
自分がどこを取りたいのかが決まったら、次はそれを取るためにはどうしたらいいのかを考え、それを補完するためのインジケーターを探すということです。
そしてそのインジケーターも見ている人が多い物、数値を選ぶべきです。
フィボナッチもそうです。水平線もトレンドラインもすべてに当てはまります。
ましてや、どんな計算式で何を見る為に存在するインジケーターか理解しないで表示させて、サインが出たからトレードするなんてことは以ての外。
使う手法に対してそれをわかりやすく可視化してくれるインジケーターを選ぶようにしましょう。
おすすめのインジケーター
移動平均線
これは誰もが知っている超メジャーなインジケーターですよね。表示させている人が多い分意識されやすいです。
「20,50、100、200」がよく設定される移動平均線の期間になります。
ただ、かなりの割合で使い方を間違ってるのでよく勉強しないとただの線です。
移動平均線で1番重要なことは「平均」の線ということですが、ここでは割愛いたします。
RSI・ストキャスティックス
2つとも売られすぎ、買われすぎを判断するインジケーターになります。使っている人が多い分意識される確率も高いです。
なので押し目、戻り目の判断には最適です。
何を計算しているのかよくわからないまま使用している人が多いのですが、ストキャスティックスの計算式にも平均線が登場してきます。(ここが肝)
個人的にはストキャスティックスのほうが好きです。
TMAバンド
日本人トレーダーより海外トレーダーのほうが使っている人が多いインジケーターです。
ということは、ロンドン時間以降でより力を発揮するインジケーターということです。
TMAバンドは、SMA(単純移動平均線)をさらに移動平均化したものです。つまり、平均の平均ということなんですが、簡単に説明すると移動平均線に比べて平滑化されているのでダマシが少ないんです。
使い方は押し目・戻り目の判別や利確目標や損切目標等に使えます。
まとめ
今までの話をまとめるとインジケーターとは「自分の取りたいところや手法を補完して、可視化させるためにあるもの」ということです。
トレーダーの多くがインジケーターがあっての手法と捉えがちですが逆で
「取りたいところが決まってて、手法があってそれを補完するためにインジケーターで可視化する」
ということが正解になります。
ですので、「自分がチャート上のどこの部分を取りたいのか」が明確である必要があります。
それを取るための手法があり、手法をさらに見えやすくするのがインジケーターとなります。
さらに言うと、インジケーターはローソク足の数値で決まるものが多いので、ローソク足やプライスアクションがより重要となります。
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